エンド営業をしていると時々「うちはホームページにそんなに力を入れようとは思ってないんだよね」と言われることも珍しくはありません。
理由を伺うと主に以下のような理由が挙げられます。
- SNSがうまくいっていて集客には困っていないからHPの必要性を感じていない
- HPがあっても集客につながるところがイメージできない
今回はSNSがあるからホームページなんていらないという方の意見を取り上げていこうと思います!
SNSがうまくいっていれば本当にサイト入らないのか?
結論としては「なんだかんだ言ってあった方がいいことが多い」という結論になります。
理由は主に以下の3つが挙げられます
- ホームページは商品情報収集のための「終着点」として重要な機能を果たしてくれる
- 顧客が商品やサービスの「購入」というアクションを起こす上で、慎重に判断する人(例:遠方から来るお客さんなど)は情報の信憑性を大切にしているため
- 信頼性がSNSと比べると格が違う
順に見ていきましょう!
ホームページは商品情報収集のための「終着点」として重要な機能を果たしてくれる
これは僕がクライアントとホームページについて話すときに問いかけることが多いのですが、お客さん目線で物を購入する時のことをイメージすると実感しやすいかと思います。
例えば、今このブログを見ているあなたが気になったお店を見つけたとしましょう。
この場合SNSでもGoogleMapでもいいのですが、インスタの写真も綺麗だし口コミも悪くないとします。
しかし少し遠いところにあって足を運ぶにはちょっと大変みたいなシチュエーションがあったとしましょう。
みなさんも経験があるかもしれませんが、Google Mapに乗っている情報は営業時間などが正確ではないことがあります。
SNSも営業時間やメニューなどが随時更新されていれば安心できますが、なにかと比較して本当にやっているのか確認できるともっと安心してお店に向かうことができますよね。
そこで公式に発信されているサイトの情報というのは、いわば情報の「終着点」としての信頼の担保という役割を担ってくれるのです。
そこで「あ、このお店本当にちゃんと営業してるっぽいし電話番号とかの情報もあるな。」とか「ブログも最近更新されてるし健全に運営されてるんだな」と、ここまで言葉にはしないまでも安心感を抱くことはできるのです。
なので、Webサイトがあることで直接的な集客にはつながらないとしても、最終的な意思決定のステップにおいて重要という意味では確実に集客に一役買ってくれると言っても過言ではないのです。
なので、このような意味があることをわかってもらうことが製作者にとっては大切ですし、学んでる方にはぜひサイトの役割についても認識していただきたいと思っています!
信頼性がSNSと比べると格が違う
Webサイトの信頼性は以下のような点から担保されていると言えます。
- SNSは誰でも始められる手軽さがあるが、悪意のある偽アカウントの出現も危惧される
- SNSのアカウントを持っていない人は情報に触れることすらできない
- 一方、サイト制作はお金や契約、調整などの手間をかけて開設されるため信頼性は一気に増す
ホームページ制作は実際手間のかかる作業と言えます。
工数も多く、ディレクションからの用件定義、デザイン作成、コーディング、サーバー契約、ドメイン発行、テスト環境にて動作確認、納品、支払、保守運用etc…、と多くのステップを踏まなければなりません。
そのような手間をかけて作るので、ある程度の覚悟みたいなものもクライアントには試されることになります。
SNSと異なり無料で開設できないため、無料のサービスに比べると信頼性は一気に増すのです。
だから製作者としても運用が失敗しないように可能な限りのサポートを行います。
クライアントは決して安くないお金を払ってサイトを制作するわけです。
それでも最終的にお客さんに安心してほしいという想いを持ってサイトの制作を決断してくださるわけです。
信頼の担保としてSNSと格が違うのはいうまでもありません。
まとめ
それでも最終的な意思決定をするのはクライアントですので、無理に制作をお願いすることはできません。
クライアントにとってベストな選択肢が何かを考えることも大切なお仕事になります。
それでもサイト製作者としては、役割をきちんと認識していただくことは前提として大切になってきます。
ただ単に作って終わり、提案して終わりではなく、先を見据えられる製作者を目指していけるといいなと思っています。